□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
                     2011.11.04  月2〜3回程度不定期配信
メールマガジン『人の力』(第5号)  社会保険労務士 楠瀬労務管理オフィス
                     (埼玉県さいたま市)
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 


テーマ:『1年単位の変形労働時間制の検討』


晩酌にはもったいないほどの“うま酒”が手に入った。

A社長は大変ご満悦で、

毎日1合、大事(ダイージ)に飲んでいる!


この日も5酌ほど飲み進んだころで、

社会保険労務士から検討を勧められた

“1年単位の変形労働時間制”のことを思い出した。

A社長の会社は従業員10人の製造業、1日8時間労働、休日は土曜と日曜日。

給与は、平均で基本給:25万円/月、賞与:100万円/年(都合、1人当たり400万円/年)。

毎年9月〜11月が超繁忙期。

繁忙期の残業時間は、1人当たり月に100時間と長い。

一方、閑散期(繁忙期以外)の月平均残業時間は、1人当たり約10時間と少ない。

従業員数は、仕事の少ない閑散期の仕事量を基準にして10人と決めており、

最も合理的な人数と考えている。

繁忙期に残業が多いのはやむを得ないことだ。」と思う。

ところが、知り合いの社労士が、

繁閑の差のある事業所は、一般には変形労働時間制がよい。

“1年単位の変形労働時間制”を検討してみたら……」と検討資料を送ってくれたのだ。

 ここに社労士のメモがある(社労士のメモはこちら ⇒ 1年単位の変形労働時間制の検討)。

なになに!

① 閑散期の労働時間を1日7時間に、休日は日曜日土曜日
  ただし9ヶ月のうち6回だけは土曜日にも出勤させる。

② 繁忙期の3ヶ月は、1日8時間、休日は日曜日のみ(土曜日は出勤)。

③ 従業員を1名増員し、11名態勢とする。

それで結果は……?と

チビチビやりつつ、社長は考えた。


① 驚いた!

 年収400万円越えの正社員を1人増員して、年間の総人件費は82万円しか増えていない。

 正社員ではなく、パートで代替できれば逆に200万円〜300万円の黒字ではないか。
 
 まるで手品でも見ているようだ!


② 残業時間は、3,900時間/年から2,300時間/年に減っている

 特に繁忙期(9月〜11月)の残業時間が3,000時間から1,300時間余りに減っている

 これなら、急な仕事が増えても余裕を持って対応できる。

 しかも、従業員の肉体的負担もグッと小さくなる。

  かの小宮山厚生労働大臣が、メンタルヘルス施策の法制化を画策しているようだし、

 結構なタイミングじゃないか!

  社労士によると、

 「これはアラアラの検討だから、細かい検討をすればもっと残業時間を減らせる」とか……。


③ 年間の所定労働時間が40時間余り減少している。
 
 これは会社の負担となるが、やむを得まい。


④ 年間休日日数が20日ほど減少しているのが気になる。

 年間の労働時間が減っているので不利益変更にはならないだろうが、
 
 休日が減るのはいやだという従業員はいるだろう。


  そしたら、閑散期祝祭日の休日化正月休みの増加で対応し、
 
 代わりに1日当たりの労働時間を7時間でなく、7時間半とすればよいか。

  
  繁忙期も1日の労働時間を9時間半程度にして、
 
 土曜日は休日にすることも可能だろう。

  
  まあ、対策はありそうだ。

 次は、正社員を雇うかパートにするかを検討しなけりゃならんな!

 待てよ。以前社労使がハローワーク経由で社員を雇って、

助成金100万円前後をもらう方法があるとか言ってたな。

どれ、社労士のH/Pでも覗いてみるか!

http://www.rohmkanri.jp/category/1527481.html

載ってる!載ってる!

いいねェー!

うまくいったら、うちの奥さん(専務)にドレスでも買ってやるか……。

いやあ、今日の酒はとにかくうまい!

「毎日1合、大事(ダイージ)に!」と思っていたが、もう3合目だ!

まあ、いいか。とにかく今日の酒はうまい。

ではまた、ごきげんよう!


最後までお読みいただき、真にありがとうございました。

では、今日も一日、ご安全に!

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆☆★

労務管理や就業規則のご相談は、

いつでも、楠瀬労務管理オフィスにご連絡ください。

初回のご相談は無料です。 ⇒ 無料相談はこちら!

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆☆★

【お勧めソリューション】

『社会保険労務士 楠瀬労務管理オフィス』のホームページでは、
人材を採用して助成金をGet!』する方法を
ご案内しております。
よろしければ、ご参考になさってください。
http://www.rohmkanri.jp/category/1527481.html

 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

メールマガジン『人の力』の配信をご希望の方は、情報会員として、会員登録(無料)をお願いします。登録された方には、『事務所だより』を併せ配信させていただきます。

情報会員への登録はこちら ⇒ 情報会員登録

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

配信元   社会保険労務士 楠瀬労務管理オフィス
〒331-0825   埼玉県さいたま市北区櫛引町2−509−42
TEL   048-783-7888   FAX   048-663-1885
Mail  info@rohmkanri.jp

URL  http://www.rohmkanri.jp/
 

お問合せ・ご相談はこちら

お電話でのお問い合わせ.ご相談はこちら

048-783-7888

info@rohmkanri.jp

担当:楠瀬(くすのせ)

受付時間:9:00~1700

定休日:土日祝日

主として従業員30人以下の中小企業を支援する埼玉の社会保険労務士

“労務管理がやりたくて起業したのではない!”そんな社長のための 社会保険労務士 楠瀬労務管理オフィス(埼玉県さいたま市)
労働時間や賃金の管理、問題社員への対応、労働・社会保険の手続き・管理、行政への対応など、小さな会社を懇切丁寧に支援します。
助成金の申請もお任せください。

対応エリア さいたま市、上尾市、桶川市、北本市、鴻巣市、川越市などを中心に埼玉県内各地

無料相談実施中

経営者様及びそのスタッフの方からの初回のご相談は無料です

048-783-7888

<受付時間>
9:00~17:00
※土日祝祭日は除く

サイドメニュー

  • 人事・労務全般

  • 労働時間・休暇等

  • 賃金管理

  • 労使トラブル

  • 助成金申請

  • 労働・社会保険

  • その他の記事

  • 無料相談・お問合せ等

労働時間の語り部

  • 労働時間の基礎知識
    • 詳細はこちらへ
    • 詳細はこちらへ
  • 詳細はこちらへ
      • 詳細はこちらへ

ごあいさつ

ソリューション型社会保険労務士の楠瀬です。親切・丁寧な対応をモットーとしておりますのでお気軽にご相談ください。

楠瀬労務管理オフィス

住所

〒331-0825
埼玉県さいたま市北区
櫛引町2-509-42

アクセス

埼玉新都市交通(ニューシャトル)鉄道博物館駅より徒歩8分

営業時間

9:00~17:00

定休日

土日祝祭日

助成金申請は、
おまかせください。

各種簡易診断
実施中(無料)!

簡易診断キャラ.jpg
社会保険調査対応診断
助成金簡易診断
就業規則簡易診断

主な業務地域

大宮、さいたま市、上尾市、桶川市、北本市、鴻巣市、川越市を中心に埼玉県全域